湖岸のクルミ
2021年10月12日




湖岸にはたくさんのオニグルミの木があります。クルミは不思議な実です。堅いクルミの殻が子房のふくらんだ本当の実で、石のように堅いので「石果」といいます。木になっている時についている殻を包んでいる緑色の「実」(外皮)は本当の実ではないので「偽果」とよぶそうです。
毎年、クルミを拾い外皮を外してきれいに洗って保存して使っていますので、いつものクルミの処理方法を紹介します。
1外皮の処理
土の中に埋めても良いそうですが、いつも水の中につけています。
2軍手をはめて柔らかくなった外皮を外し、水でよく洗う。
3乾いたクルミを一晩水に漬け、不要になったフライパンでいります。
4殻が少し開いたらマイナスドライバーで、こじ開けます。
5爪楊枝や金串で取り出す。
アサギマダラ
2021年10月02日

朝夕は秋らしくなり、気温も下がってきたので朝の散歩でアサギマダラを見つけました。アサギマダラは、羽を広げると10㎝ほどあり、アゲハチョウと同じくらいの大きさです。その名が示すように浅葱色のまだら模様をした美しく、上品な蝶です。この蝶は、日本列島を春には北上し、秋には南下するという大規模な季節移動をしながら、移動することによって、暑さや寒さをしのぎ、世代交代をくり返します。その美しさ・優雅さからは、想像も出来ないほどの過酷な旅をする不思議な蝶です。南下の主要なルートは、東北地方→関東地方→東海地方→紀伊半島→南西諸島→台湾と考えられていますが、他ルートも存在するらしく、全国各地でこの「謎」の解明と「ロマン」を求めて、『マーキング調査』が行われています。幼虫は、キジョラン、イケマなどのガガイモ科の植物を食べます。これらの植物には、有毒な成分が含まれていて、蓄積された毒は、成虫になっても体内に残っているため、鳥などの餌食になることは、あまりないようです。成虫はヒヨドリバナやフジバカマなどを好んで吸蜜します。